遠慮と忖度
こんにちは。YMG林会計の本日のブログ担当です。
先月長い長い繁忙期が終わり、どこかへ行きたい、長野の友人に遊びに行っていいかと連絡をしました。
丁度東京からウィンタースポーツ仲間が山菜取りツアーで来るから一緒に参加しないかと誘ってくれました。
というわけで、志賀高原に根曲がり竹(野生の熊の大好物)を取りに行くことになりました。
私は山菜取りを完全に軽く見ていましたが、実際は想像の5000倍過酷でした。
群生している笹の中へ入って取るのですが、笹は植物の中でも最強に違いありません。凄い弾力で固く尖り、
四方から襲い掛かってきます。まるで宇宙空間にいるかのように身体の自由は全く効かず、早々とギブアップ。
悲しいかな、手の届く範囲の根曲がり竹だけを取っていました。
当然私の収穫量は他の参加者より少なく、その夜のバーベキューでは小さくひっそりとしていました。
夕飯にはコシアブラのおにぎりが出ました。コシアブラというものを初めて食べたのですが爽やかなほろ苦さが
癖になる本当においしい山菜のおにぎりでした。
でも一人2つだからなぁ…とおにぎりをもの欲しそうに眺めていると、ツアー参加者の一人が
「ここでは遠慮は不要!食べたかったら食べればいい。自分のしたいことをすればいい。
誰かに食べられてしまても構わない。僕たちはそういうことに慣れている。
だって遠慮や忖度をしていたら命を落としてしまうんだから!」
と言いました。
遠慮や忖度をすると命を落とす世界…。恐るべしウィンタースポーツの世界!
さすがバックカントリーをしたり、200メートル滑落して遭難経験のある人たちは言うことが違う!
と同時に遠慮や忖度の中で生きてきた私はそんなことで命を落としたくないので繁忙期は冬で良かったな
と思いました。
そういうわけで私は3つ目のコシアブラのおにぎりに手を伸ばしたのでした。
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