自動車の税金
普通乗用車等を所有している皆さんは、5月に恒例の自動車税を納付されたと思いますが、
私の場合、現在の愛車も過去の車と同様に長期保有を目指しており、自動車の税金は気になるところです。
ご存知でしょうか。普通乗用車(ガソリン車)については、毎年4月1日現在で所有している期間が13年
を超えると排気量によりますが、私の場合約15%も増加されることとなります。
さらに、自動車重量増についても、新車登録から12年までの税額と比較して、13年を超えると約40%、
18年を超えると約54%も多く課税されることになる様です。
増加(重課)する理由としては、環境性能のよいエコカーへの買換えの促進を目的としている様ですが、
重量税については、もともと舗装路に対するダメージの観点から、1971年に道路特定財源として、
0・5トンごとに税額を算出していたのですが、2009年から突如として、一般財源として
そのまま課税されているという状態ですので、この件については、税の公平性の観点からすると
些かどころではなく、非常に疑問に残ります。
さらに、この重量税については、いわゆる燃費のよいエコカー・電気自動車の減税の特例措置を最大で
適用できる場合、2回目の車検時まで免税というメリットを享受することができますが、
これらエコカー等の減税・免税した財源が、古い車の所有者への重課で相殺しているように見られても
仕方がない様にも感じます。
そもそも道路特定財源の重量税の考え方からすると、ガソリン車よりも車重のあるエコカーが、
免税・減税?と、どうにも自動車関係の税金については理解しがたいものですね。
こうなったら、僻むことをやめ、ランニングコストを勘案し、エコカーへの買替えですかね。
(横浜の税理士法人YMG林会計:069)