最後の母の味
こんにちは。税理法人YMG林会計の坂本です。
人がお亡くなりになった後に、その方が生前に出していた手紙やメール、プレゼントなどが届いたという話を時々耳にします。
先日、私にも同じようなことがありました。
この冬に母が亡くなりました。
母が一人で暮らしていた家に、何度となく遺品整理のために行っています。
母が生活していたところはまだ魂が残っているようで手をつける気にならないので、一番遠いところから整理していました。
それもだいぶ片付き、いよいよ母が生活していたところの片づけにも取り掛かることになりました。
冷蔵庫の片づけをしていた時に、冷凍庫から母の手作りの春巻きが出てきました。
春巻きは、子供や孫を連れて実家に行ったとき、よく母が作ってくれたものです。
天国の母からの贈り物だと思って、自宅に持って帰って、食べました。
ちょっと冷凍焼けしてはいましたが、いつもの母の味でした。
食べながら、春巻きを出してくれたお正月の時や、庭の草取り後の昼食等の時のことが思い出され胸が一杯になりました。
最後の一口を食べたときは、涙が出ました。