そのつもりではないのに
つもりちがいの十条に
深いつもりで浅いのが知識、浅いつもりで深いのが欲の皮
等々
自分では気づいていない「つもり違い」とか「癖」とかは、何かと厄介なもののように思える。
その中でも、気をつけねばと思うのが「咳払い」。
体調にもよるし、意識的にもすることもあるし、気づかぬうちにやらかしてしまうこともある。
すれ違いざまにやらかして、大喧嘩になってしまったことが思い出される。
威嚇したり静止したりのつもりではないのに、聞いた相手には不愉快極まりないことであったろうか。
そのつもりではないのにと言っても通じないことの一つ。
厄介なことである。
宇都宮伸介